上越教育大学という大学の説明をしたいと思います。
私が高校教師だったとき、「大学の教師にならないか?」とのお誘いを受けたときに、はじめて「上越教育大学」という名前を知りました。慌てて、進路の部屋に行って受験参考書を読んで発見しました。
上越教育大学は残念ながら知名度は「いまいち」ですが、最高に良い大学だと誇りに思っています。分かりやすい特徴を上げてみましょう。
- 博士までそろっている大学
教育研究で博士課程までそろっている大学は現状では、以下の17の大学のみです。旧帝国大学(北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)、旧高等師範学校(筑波大学、広島大学)、連合博士課程(上越教育大学、兵庫教育大学、鳴門教育大学、岡山大学、東京学芸大学、千葉大学、埼玉大学、横浜国立大学)
- 教員数の数が多い
上越教育大学は大学院を基本として設置された極めて希な大学です。国立の総合大学にある教育学部の場合は全教員数は八十人程度です。国立で学部が2、3で構成されている大学の教育学部は九十人程度です。私立の場合は、二十人程度という大学は少なくありません。しかし、上越教育大学は百六十人以上の教員で構成されています。
- 学生当たりの教員数が多い。
「2」の結果として、学生当たりの教員数が多いです。学生定員は百六十人ですので、学生一人当たりの教員数は1人以上となります。 つまり、マンツーマンです。多くの大学の比率の1桁以上違います。
- 全国区の大学
多くの国立大学の教育学部が、その都道府県出身者で大多数を占めていますが。上越教育大学の全国でも珍しい全国区の大学です。
- 現職教師と一緒に学べる大学
上越教育大学は日本全国から熱意のある現職の先生方が大学院生として入学するという特徴ある大学です。結果として、現職の先生方と一緒に学ぶことができます。
- 教職大学院が設置されている大学
今までとは違った特徴あるカリキュラムの大学院である教職大学院が設置されている数少ない大学です。私は、そこに務めています。
上記をまとめてみると、上越教育大学は日本最大の総合教員養成系大学と言えます。