『学び合い』は実に簡単です。分かってしまえば、今日から直ぐに実行でき、直ぐに子どもたちが変化します。学力が向上し、子どもたちの人間関係が良くなります。不登校だった子ども、学級に戻ります。特別支援の必要だと思われた子が、気にならなくなります。こんな夢みたいな事が、直ぐに起こります。ただし、今までのあなたの学んできた教材・指導法と決定的な違いがあります。それは切り売りが出来ません。根本となる考え方が理解して頂く必要があります。逆に、根本さえ理解すれば、後は自分で考えればいいだけです。教材毎に本を読む必要はありません。何かの技術を覚える必要もありません。

 皆様のために多様なツールを公開しています。
 では、どうするか?代表的なものは以下の通りです。

1)本を読む
 我々の実践研究の成果は学術論文で発表しております。しかし、学術論文は読みやすいとはいいがたいと思います。そのため、本を多数出版しております。そこでは厳密な量的分析等は省略し、エッセンスを載せています。全て本は、その本の中で完結するようにしております。従って、どの本から読み始めても大丈夫です。しかし、最近の我々のやっていることは、一般先生の意識から「ぶっ飛んだ」ところから出発しているのでビックリされるかも知れません。「何故、理科は難しいと言われるのか?」(東洋館出版社)あたりから読むのが一番分かりやすいと思います。理科と銘打っていますが、おそらく、理科で虐められた非理科人の方が共感的に分かります。「何故、自分は理科が嫌いになったのか?」、「理科の先生は、なんで、あれほど訳の分からんことをペラペラとしゃべっていたのか?」がよく分かります。そして、自分自身も別の教科で同じことをしていることに気づくと思います。そこでの「教師は教えられない」という基本から、『学び合い』は出発しています。なお、本の詳細は
HPに載せております。

2)本HPを参照する。
 本では分かりやすく伝えることを第一としています。そのため、誤解が生じる危険性があります。そこで、本
HPには「学びの殿堂」というコーナーを設けています。これを見れば、一般の「学び合い」またはグループ学習と『学び合い』が全くの別物であることが一目瞭然だと思います。我々の『学び合い』は、やらされる「学び合い」ではなく、学習者が選択する『学び合い』なんです。
 また、典型的な誤解というものがあります。旧来の囚われで我々を理解しようとすると、どうしても誤解が生じます。私は何度も同じ質問を受け、何度も同じ「応え」をしております。そこで、それを「『学び合い』の 手引き書」として
HPに公開しております。

3)メールする
 これは、ある程度本を読み(全冊読めとは言いません)、数時間でも試みられた方にお勧めの方法です。もし、「本の意味が分からん!」、「失敗した」、「本の通りではない」と思われたら、どうぞ私にメールしてください。失敗する原因は、考え方を理解していないことに由来するものです。考え方を理解して失敗する可能性は、限りなく0です。その様な方からメールをいただくと、二三の質問をメールします。例えば、「その時、成績の良い子どもは、どんな行動していました?」のような質問です。それの返信を読めば、何故失敗したかがよく分かります。その事を何度かやりとり(最大でも5往復、大抵は2往復)で解決します。
 もちろん、試みようと思うが、不安でしょうがないという方もどうぞ。勇気づけのメールを致します。ウエルカムです。
 私は、全国から真摯な先生からメールをいただいております。今まで、一度でも返信を欠かしたことはありません。いつでも真面目に返信しております。